Cosmos DBのデプロイが失敗した。初めて確認したケースのため書き残しておく。
デプロイ結果を確認したところ、Conflict状態が発生、Cosmos DBアカウント作成でエラー終了していた。今回設定したCosmos DBの主なスペックは以下の通りだ。
APIオプション | コア(SQL) |
リージョン | Japan East |
Geo 冗長性 | 有効 |
マルチリージョン書き込み | 有効 |
可用性ゾーン | 有効 |
エラーの理由と対応策
詳細を確認するためエラー概要を確認したところ、エラーメッセージは以下の通りだった。
Database account creation failed. Operation Id: f6930fac-9fff-4039-a88c-2c5d1f7a42d4, Error : Message: {\”code\”:\”ServiceUnavailable\”,\”message\”:\”Sorry, we are currently experiencing high demand in Japan East region for the zonal redundant (Availability Zones) accounts, and cannot fulfill your request at this time Mon, 25 Dec 2023 03:46:31 GMT. To request region access for your subscription, please follow this link https://aka.ms/cosmosdbquota for more details on how to create a region access request.
記載されている通りではあるが、2023年12月現在、東日本リージョンにおける可用性ゾーン構成のCosmos DBの需要が高く、リソースがひっ迫しているため、デプロイ制限をかけられている模様。
どうしても可用性ゾーン構成のCosmos DBが必要であれば、別途、申請を行い、クオータ制限を緩和してもらう必要がある。以下リンクにも記載されているように、基本的にはAzure Portalのサポートリクエストから申請を行うことができる。
今回作成したCosmos DBに関しては検証目的につき可用性ゾーン必須ではなかったため、可用性ゾーン構成は諦めることにした。
あとがき
Azureの東日本リージョンの利用者が増えているのだろうか、今後、別サービスでも同様の制限が発生するかもしれない、と感じた。(すでに発生しているかもしれないが)
コメント